乾燥肌に効果的な塗り薬
乾燥肌を治すためには肌内部の水分を蓄えるセラミドが必要です。しかしすぐに肌質が変わるわけではないので、乾燥肌を治すのには時間がかかります。
そこで『今、起きている乾燥肌』を和らげるために外用薬(塗り薬)を活用しましょう。
塗り薬には
- 水分の蒸発を防ぐ(肌を乾燥から守る)
- 血行促進(肌に栄養を行き渡らせる)
- バリア機能を高める(肌を刺激から守る)
などの効果があります。
基礎化粧品で肌内部のうるおいを高めつつ、しっかりお肌を守ることができますよ。
薬局で買える乾燥肌用塗り薬
■薬の特徴
有効成分ヘパリン類似物質を配合し、血行促進や皮膚の保湿、傷跡を綺麗にするなど優れた効果を持つ成分。1954年発売で、古くから親しまれる信頼性のある薬。
■市販されてる?
基本的に皮膚科で処方されるため、ヒルドイドとしては市販されていません。
店頭では成分が似た『ヘパリン類似物質』配合の薬が販売されており、
※リンクは公式サイトへ飛びます
などがあります。HPクリームやヘパソフトは乾燥肌の治療に、アットノンは火傷や傷あとの治療用として販売されています。
■薬の特徴
肌に塗ると薄いバリアを作り、刺激や乾燥をガードしてくれます。ワセリン自体は基本的に油なので、角質には浸透しません。また有効成分は入っていません。
■市販されてる?
ワセリンは皮膚科で処方されるほか、市販でも手軽に購入できます。またネット通販でも購入が可能です。
※リンクは楽天市場へ飛びます
値段は保険診療が適用される白ワセリンなら1gで1円くらい、サリチル酸ワセリンなら濃度によりますが大体1g3円ほど。市販品ならおおよそ1000円前後で購入できます。
■薬の特徴
かかとのヒビ割れや乾燥による手荒れに有効なクリーム。尿素は水と結合しやすく、体内の水を引っ張って保湿します。また固くなった角質を柔らかくするはたらきもあります。
■市販されてる?
皮膚科で処方されますが、市販のクリームでも配合されています。
※リンクは公式サイトへ飛びます
尿素は顔に使用するのは向きません。肌のバリア機能を低下させるおそれがあるため、かかとやくるぶしなどガサガサな部位だけに使用しましょう。